T-MobileとAT&TとVerizonとSprint比較 契約するならどこ?
今のご時世で絶対必須なスマートフォン。アメリカに来たらアメリカのキャリアを契約するのがベストです。日本とは違うところがあるので、料金を含めご紹介いたします。
アメリカのキャリア
基本的に独自回線を持っているのは4社しかありません。日本とあまり変わらないですね。この中にSprintというキャリアがありますが、ソフトバンクが過去に買収しており、現在では日本の会社です。そのため、ソフトバンクのiPhoneであればアメリカでも利用できます。
通信方式の種類と違い
ネットワークとスマホを繋ぐ電波には数種類の通信方式があり、これを知らないと使えないスマホが出てくる可能性がありますので自分のスマホの対応方式だけでも調べてみましょう。
世界中ではこんだけ通信規格がありますが日本ではGSM以外が普及されている通信規格になります。また逆にGSMは世界中で最も普及している通信規格になります。しかし、この中での一番の問題児はCDMA2000です。この通信企画は日本のAUが使用している通信ですが、4G規格が普及してきたため2022年の3月末にサービス終了します。
CDMA2000に注意
端末の音声通話の通信方式がW-CDMAではなくCDMA2000であった場合は通話自体ができません。CDMA2000はAU(KDDI)が採用している通信方式で、W-CDMAはドコモとソフトバンクが採用している通信方式となります。よって、海外でSIMフリー端末として使用する場合や国内で格安SIMを使用する場合は特に注意が必要です。iPhoneのSIMフリーであれば全く問題はございません。
バンド帯、周波数帯を知りましょう。
周波数帯とは電波を飛ばしている波のことです。2.1GHzや800MHzと周波数帯で表示されることもあれば、バンド1、バンド7などと表示される場合もありますが、2.1GHz= バンド1となり、みやすくしているだけなのです。また、どんなSIMフリー端末でも、2.1GHz帯 (バンド1)に対応しているのは必須です。実際、これは海外製でも国内製でも、多くの端末が対応しています。
プラチナバンドである800MHz帯(バンド19)はカバー範囲の広い周波数帯なので地方では特に必要です。そして東名阪で使うのなら1.7GHz帯(バンド3)にも対応していればベターです。通話も行う場合には、3Gのバンド6、800MHz帯に対応しているかどうかも調べておきましょう。とはいえこれは日本でのお話です。下記では最新機種のiPhone11Proの対応周波数帯を用意しました。また、上記でお話しした周波数帯のを赤文字、日本と北米のバンド差は青で示しています。
日本仕様 iPhone11Pro
- FDD‑LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 66)
- TD‑LTE (Bands 34, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48)
- CDMA EV‑DO Rev. A (800, 1900 MHz)
- UMTS/HSPA+/DC‑HSDPA (850, 900, 1700/2100, 1900, 2100 MHz)
- GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
北米仕様 iPhone11Pro
- FDD‑LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 29, 30, 66, 71)
- TD‑LTE (Bands 34, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48)
- CDMA EV‑DO Rev. A (800, 1900 MHz)
- UMTS/HSPA+/DC‑HSDPA (850, 900, 1700/2100, 1900, 2100 MHz)
- GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
※CDMA EV‑DO Rev. A・UMTS/HSPA+/DC‑HSDPA=W-CDMA
iPhoneの場合はほぼ違いはありませんね。ですが、日本製のスマホの場合はどうでしょうか?今年や去年購入した最新モデルであればおそらく問題はありませんが、SMIフリーが普及す以前のスマホや低コストスマホなどは要注意ですので、必ず対応通信帯をしらべましょう。
各社提供周波帯
T-Mobile(ティーモバイル)GSMベース
- 5G(Bands n71, n260, n261, n41)
- 4G LTE (Bands 2, 4, 5, 12, 66, 71)
- 3G UMTS/HSPA(2, 4)
- 2G GSM/GPRS/EDGE(2)
Verizon(ベライゾン)CDMAベース
- 5G(Bands n260, n261)
- 4G LTE (Bands 2, 4, 13, 66)
- 3G UMTS/HSPA(0, 1)
Sprint(スプリント)CDMAベー
- 5G(Bands n260, n261,n41)
- 4G LTE (Bands 25, 26, 41)
- 3G UMTS/HSPA(1, 10)
AT&T(エーティーアンドティー)GSMベース
- 5G(Bands n260, n5)
- 4G LTE (Bands 2, 4, 5, 12, 14, 17, 29, 30, 66)
- 3G UMTS/HSPA(2, 5)
- 2G 廃止
料金プラン
T-Mobile(ティーモバイル)
Essentials(1回線$60/2回線$90/3回線$105/4回線$120)
- 通話、テキスト、データ無制限(他プランよりも低速)
- モバイルホットスポット(3Gのみ)
- 無制限のメキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(2G)
- 無制限のSD(480P)ストリーミング
Magenta(1回線$70/2回線$120/3回線$120/4回線$140)
- 通話、テキスト、データ無制限
- モバイルホットスポット(無制限3G、3GBの4G,LTE)
- Netflix BasicまたはQuibiのSD画質が1年間無料
- 無制限の国際データ(2G)
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(無制限2G、5GBの4G,LTE)
- 無制限のSD(480P)ストリーミング
- 税金、手数料込み
Magenta Plus(1回線$85/2回線$140/3回線$140/4回線$170)
- 通話、テキスト、データ無制限
- モバイルホットスポット(無制限3G、3GBの4G,LTE)
- Netflix StandardまたはQuibiのHD画質が1年間無料
- 無制限の国際データ(2G,最大速度256kbps)
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(無制限2G、5GBの4G,LTE)
- 無制限のHD(720P)ストリーミング(他プラン+$4)
- 税金、手数料込み
- テキストのボイスメール(他プラン+$4)
- ID/名前の通話ブロッカー(他プラン+$4)
Verizon(ベライゾン)
Start(1回線$60/2回線$120/3回線$135/4回線$140)
- 通話、テキスト、データ無制限(他プランよりも低速)
- 無制限のメキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(2G、500MBの4G)
- 無制限のSD(480P)ストリーミング
- 6ヶ月のApple Music
- 1年間無料のDIsney+
Play More(1回線$80/2回線$140/3回線$165/4回線$180)
- 無制限5G(+$10)
- 無制限4G 通話、テキスト、データ(25GB)
- モバイルホットスポット(15GBの4G,LTE)
- 無制限の国際データ(2G)
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(2G、500MBの4G)
- 無制限のHD(720P)ストリーミング
- 無料のApple Music
- 1年間無料のDIsney+
Do More(1回線$80/2回線$140/3回線$165/4回線$180)
- 無制限5G(+$10)
- 無制限4G 通話、テキスト、データ(50GB)
- モバイルホットスポット(15GBの4G,LTE)
- 無制限の国際データ(2G)
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(2G、500MBの4G)
- 無制限のSD(480P)ストリーミング
- 6ヶ月のApple Music
- 1年間無料のDIsney+
Get More (1回線$90/2回線$160/3回線$195/4回線$220)
- 無制限5G(+$10)
- 無制限4G 通話、テキスト、データ(75GB)
- モバイルホットスポット(30GBの4G,LTE)
- 無制限の国際データ(2G)
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(2G、500MBの4G)
- 無制限のHD(720P)ストリーミング
- 無料のApple Music
- 1年間無料のDIsney+
Sprint(スプリント)
BASIC (1回線$60/2回線$100/3回線$120/4回線$140)
- 5G電話対応
- 通話、テキスト、データ無制限
- モバイルホットスポット(500MBのLTE)
- 無制限のSD(480P)ストリーミング
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(5GBの4G,LTE)
- 無料のHulu
PLUS (1回線$70/2回線$120/3回線$130/4回線$140)
- 5G電話対応
- 通話、テキスト、データ無制限
- モバイルホットスポット(50GBのLTE)
- 無制限のHD(720P)ストリーミング
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(10GBの4G,LTE)
- 無料のHulu
- 無料のTIDAL
PREMIUM (1回線$80/2回線$140/3回線$160/4回線$180)
- 5G電話対応
- 通話、テキスト、データ無制限
- モバイルホットスポット(100GBのLTE)
- 無制限のFHD(1080P)ストリーミング
- 世界中200以上の国で無制限のテキスト、データ
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(無制限の4G,LTE)
- 無料のHulu
- 無料のTIDAL
- 無料のAmazon Prime
- 無料のLookout
AT&T(エーティーアンドティー)
STERTER(1回線$65/2回線$120/3回線$135/4回線$140)
- 通話、テキスト、データ無制限(混雑時に低速になる可能性あり)
- SD(480P)ストリーミング
- メキシコとカナダでの通話、テキスト、データ(5GBの4G,LTE)
- セキュリティ、ブロック、スパムアラート
EXTRA(1回線$75/2回線$130/3回線$150/4回線$160)
- 5G対応
- 通話、テキスト、データ無制限(50GB)
- モバイルホットスポット(15GBのLTE)
- SD(480P)ストリーミング
- 米国から120以上の国への無制限のテキストメッセージ
- セキュリティ、ブロック、スパムアラート
ELITE (1回線$85/2回線$150/3回線$180/4回線$200)
- 5G対応
- 通話、テキスト、データ無制限(100GB)
- モバイルホットスポット(30GBのLTE)
- HD(720P)ストリーミング
- 米国から120以上の国への無制限のテキストメッセージ
- セキュリティ、ブロック、スパムアラート
- 無料のHBO
まとめ
プランは2020年4月時点のものになりますが、そうそう大きく変動はないと思います。プランの金額は各社の最低プランでも10ドル程度の誤差がありますが、4人以上で加入すれば最高プランでも、格安で利用できるのが魅力です。正直余計なサービスがついているので、無くしてもっと安く提供して欲しいと切実に思います。私のオススメはT-Mobileです。AT&Tはサービス的にしょぼさがすごく高く感じますが純粋に100GBのデータが使用できるのが魅力です。また、アメリカで使用する予定のスマートフォンが周波数に対応しているか必ず確認しましょう。
また、今回はあくまでも日本からスマホ本体を持ってきて使うことを前提にしたお話です。逆にスマホごと購入するのであればCDMAベースのVerizonとSprintから購入をオススメします。理由はGSMベースのスマホなので対応機種が少なく将来背を考えるとCDMAとGSMの両方に対応したスマホの購入をオススメです。