アメリカのガソリンスタンドのお話
アメリカで車を買ったもしくは、旅行でレンタカーを借りたけどガソリンの値段の見方がわからない方も多いと思います。日本と表す単位が違うので仕方ないと思います。なので少しだけご説明したいと思います。あくまでもニュージャージーでの話なので他州の場合は全てを鵜呑みにしないようにお願いします。
ガソリンスタンド
ガソリンはガスという
アメリカではガソリンスタンドとは言いません、英語ではあるもののポピュラーな言い回しではないのです。ガスステーション(Gas Station)といいます。日本だとガスは気体のイメージですが、アメリカではガソリン(GASOLINE)の省略ですね。少し調べてみると各国で言い方が違うみたいなので、参考程度に載せておきます。
- 【gas/gasoline station】:アメリカ・カナダ
- 【gasbar】:カナダ
- 【services】:イギリス
- 【petrol station】:イギリス・オーストラリア・ニュージーランド
- 【garage】:イギリス・南アフリカ
- 【service station】:イギリス・オーストラリア・ニュージーランド
- 【servo】:オーストラリア
金額の見方
金額の見方ですが、日本では1リットルの金額が表示されていますよね?アメリカでは1ガロンの金額が表示されています。また、日本と違うのはレギュラーの現金とクレジットカードの金額しか出てないということです。まれにディーゼルの金額が出ています。レギュラーの金額の見方は理解できたかと思います。では、もうすこし踏み込んでいきます。下記の写真を見ながら読んでいただけると簡単です。REGULAR CASH : 1.87 9/10 と表示されています。これは単純に1.879ドルということで、9/10セントようは0.9セントとなり、四捨五入していない金額ということになります。これは1930年代以降のガソリンの1ガロンあたりの税金が0.015ドルだった頃の名残です。今となっては1セントの違いはあまり重要ではありませんが、当時とは価値が違うので仕方がないですね。詳しく知りたい方は調べてみるといいかもです。簡単にいうと、5.00ドルよりも4.99ドルの方が安く見えるのと同じで、1セント単位での価格競争が現代まで残っているというだけです。
ガソリンの種類とオクタン価
アメリカではガソリンの種類が4種類あります。
オクタン価とは数字が高いほどノッキングがしにくいというものです。言い方を変えると数字が低いほどエンジンの燃焼に失敗する可能性が高いといことになります。なのでカッコ内に記載されている数字はオクタン価となります。ちなみに、日本ではプレミアムがレギュラー(91)相当でハイオクは(98)ですので、アメリカのガソリンは質が悪いということになります。なので、アメ車にハイオクはもったいないということになります。イタリアやイギリスではオクタン価(100)が存在するので、日本のハイオクはスーパーカーには合わないと言われるのも納得がいきます。
ガソリンの給油
ニュージャージーでは、セルフ給油が禁止ですのでガソリンの給油時にはレギュラーやプレミアムとは言わずにオクタン価数字でスタッフに言った方が確実です。そして、支払い方法ですが、現金かカード(クレジットカードもしくはデビットカード)です。アメリカでカードをで支払いをする場合ZIPコード(郵便番号)が必要ですので、旅行でレンタカーを使用している方は現金を用意しておきましょう。とはいえ絶対に日本のカードで払えない訳ではありません。ニュージャージーの場合はコンビニや店舗が併設されているので、店舗内に行きスタッフに言えば対応してくれますので、給油機の番号を確認してから向かいましょう。セルフサービスの場合は気をつけてくださいね。アメリカン・エキスプレス(ゴールドやプラチナ)でも支払いは不可でした。現金とカード払いで金額が違うのでとにかく安く!という方は現金で払いましょう。
ガソリンスタンドの種類
ガソリンスタンドは沢山ありますが、太字はよくみるスタンドになります。この中で一番ガソリンが安いのはDELTA(デルタ)になります。ディーゼルの取り扱いがない店舗が多く、価格も高いので、アメリカでディーゼルエンジン車を購入するのは理由がない限りやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
基本的な流れは一度経験すれば問題ありませんし、会話もほとんどないので大丈夫です。自宅付近であればギリギリの給油でもよいですが、アメリカは広いので出先の場合は1/4程度になった時点で入れることをお勧めします。日本よりもガソリンは安いので気軽に入れましょう。