ニュージャージー自動車購入!車の選び方!
ニュージャージーで免許を取得したら。次は車を購入しましょう!!!
新車か中古かリース
まず、アメリカで自動車を手に入れるには、新車、中古、リースの3パターンの方法があります。日本と大体おなじですね。リースはあまり馴染み無いかもしれませんが、会社経営している人は利用しているかもしれません。
新車
新車購入はお金に余裕がある場合の人はお勧めです。アメリカでは新車購入してからディーラーを出た瞬間から60%くらいに価値が落ちてしまいます。将来買い替えを考えていても価値が下がりすぎて損した気分になります。また、事故に会った時は最悪です。
中古
私は中古車を購入しました。値段次第ですが、1万ドル(約100万円)以内であれば選択肢はたくさんあります。ネットで日本人にオススメととされているのはガリバーです。ガリバーは日本人スタッフが対応してくれますし、買取も日本人がほとんどで状態の良いものばかりが揃っているみたいですが、予算が1万ドル以上無いと選択肢が少ないのが難点です。他にはCarFaxやCars.com、FacebookのMarketplaceを利用する方法があります。
リース
リースは新車を毎月300ドルくらい支払って3年から5年程度借りることができます。しかし、ぶつけたり、キズつけた場合などは返却時に追加でお金を取られてしまいますので、注意が必要です。
中古車を選ぶ前に考えること!
保険
アメリカでは自動車保険の加入は必須です。無保険者は3割程度いるということですが基本的には加入が義務です。しかし、日本と比較して毎月の保険料金はかなり高額です。なので、保険料金の高くなる車は避けなくてはいけません。
高額になる要因
- スポーツカー
- 2ドアの車
- 高級車
- 新しい年式
この4点に気をつけてチョイスすれば大丈夫です。まず、日本ではエンジンの大きさで税金とか保険料金が変わりますが、アメリカではそうではありません。V6、V8の車がほとんどです。税金の最も安いのがピックアップトラックです。逆にマツダロードスターや、RX-7、TOYOTA86などの日本車の2ドアは4気筒エンジンでもスポーツカー扱いで、保険は高額です。4ドアを選びましょう。アメリカで人気なのはSUVで、日産Rouge(ローグ)が一番人気みたいです。(2020年4月時点)
車を選ぶ
車を探すのが正直一番楽しいです。まず自分が好きな車を探しましょう。探し方としては、上限価格と燃費とパワーをみましょう。3,4車種を選んだら重点的にその車について調べましょう。私のお勧めは5000ドル〜1万ドルの間です。私は5000ドル以下の車をチョイスしましたが、正直探すのに苦労しました。燃費の見方は1ガロンで走るマイルを表示しており、高速道路(Highway)と一般道路(City)の2種類が基本的に書いてあります。
この表はCarfaxの車の詳細です。車種は2009年式 Audi A6 Premium Plusという車です。
燃費
この車の燃費はMPG の項目を見ると18/26と書いてあります。街乗り(City)1ガロンで18Mile、高速(Highway)1ガロンで26Mile走ります。なので、日本のLとkmに変換するとこうなります。
- 街乗り(City)1Gal:18Mile=1L:7.6km
- 高速(Highway)1Gal:26Mile =1L:11Km
ちなみに1Gal:約3.8L 1Mile:約1.6km
あまり燃費は良くありませんが、エンジンパワーを考えると普通です。燃費が良いに越した事はありませんが、そもそもアメリカは日本よりもガソリンが安いので、リッター20km以上などを探す事はありません。
ちなみに1Gal :約2ドル(2020年4月)
1Gal :約2.20ドル(2020年2月)
エンジン
エンジンも車選びに重要です。エンジンがしょぼいと疲れたり、加速が遅かったりします。日本の場合は譲って入れてくれますが、アメリカでは日本ほど入れてくれたりはしません。なので、加速がスムーズな車を選ぶのが好ましいとおもいます。
基本的に大きいエンジンで排気量が多いとスムーズです。逆にパワーが高いと早すぎて事故の原因になったり、マフラー音がうるさかったりします。小さいエンジンは燃費がいいですし、マフラー音は静かですが、加速が遅く、加速時のエンジン音がうるさい場合があります。
お勧めはV6エンジンの3.0〜3.8Lです。馬力は200〜300HP(PS)の中がいいでしょう。
車が好きな人はV8エンジンの5.4L HEMI などを探してみるのもオススメです。アメリカ車特有のドロドロエンジン音が楽しめます。
走行距離
アメリカの中古車の走行距離は日本では廃車寸前や値段のつかないような距離を走った車が多いです。Mileageを見ると146,357Mile走っています。これをkmに変換すると234,171kmになります。日本では10万km走った車は価値がありませんが、アメリカでは10万キロは少ない方です。なので、走行距離を選ぶなら最低でも130,000Mile以下を探しましょう。
VIN(Vehicle Identification Number)車体番号
アメリカではVIN(ヴィン)ナンバーで管理されています。日本でも管理されていますが、中古車の情報表示にVINは必須で、事故や修理、整備記録などオーナー数もでてきます。なので、中古車選びには重要な情報になります。Carfaxで確認すれば無料である程度情報は見れますが、登録されていない場合は49ドル払って情報の確認ができます。整備をこまめにしているか、事故があったかなどはとても重要なことです2,3 台に絞り込んだあと情報がない場合はお金を払って確認する事をお勧めします。
実際に中古車を見に行く
候補が決まったら販売者に連絡して実際に見にいきましょう。ディーラーか個人の両方から購入することができます。その際は英語がしっかり話せる人と車に詳しい人が一緒にいるといいです。
ディーラー
ディーラーで購入すると少し高いですが、3ヶ月保証がついていたりめんどくさい手続きは全てやってくれます。
個人(プライベートセラー)
個人売買は値段は安いですが、保証もなく、購入後に故障しても返品できません。購入者が悪いという判断になります。なのでオススメはディーラーです。私はプライベートセラーから購入しました。
購入前の確認事項
買う前には必ず試乗してください、エンジンの調子や違和感、ブレーキやアクセルがしっかりと動くか確認しましょう。外側の傷だけではなく、内装の状態もしっかりと確認しましょう。良くあるのが、電気系統が故障している事です。
- クーラーや暖房やその出口の切り替え
- 電動シート
- パワーウィンドウ
- ギアの変速やサイドブレーキ
- メーター類や警告灯
- ライト類
- ナビやミュージク機器
- スピーカー
- サビ
- ブレーキ
- タイヤの摩耗度合い
- ゴム類の劣化パーツ
購入後はエンジンオイルとミッションオイルを交換しましょう。ミッションオイルはドロドロです。本来は赤い液体なのですが、コーヒーのように真っ黒です。私は購入して2週間後にエンジンチェックが点灯し、300ドルくらいでミッションオイルを交換しました。
あとはクーラーのブレンドドア(出口の切り替えのギア)が割れているために、風が出てきませんでした。修理には1000ドルくらいかかるようなので、自分で修理しました。パーツは230ドルくらいで注文し、ダッシュボードを全て外して交換しました。丸2日かかりました。自分で修理ができない方はできるだけ壊れていないものを購入する事をお勧めします。修理にお金がかかるのであれば最初からもう少し高い車を買っておけばよかったとなるはずです。車選びは慎重になりましょう。
私が選んだ車
結論から言いますと私は2012年式のJeep Libertyを選びました。日本ではCherokyという名前で売られていましたが、人気が無かったようです。候補は色々ありましたは三週間くらいかけて車を選びましたが、5000ドル以下の条件なのでかなり苦労しました。
最初に考えた事は交換パーツが安い車を選ぶ事を念頭におきました。なぜなら、5000ドル以下の中古車はどこか壊れる事を前提に買うからです。そこで私はアメ車を中心に探していきました。最初に候補にあがつたのはクライスラー300Cです。この車は日本でも人気があり、割と走っているので、修理などはYouTubeでそこそこでてくるの修理するのも苦労しないと思いました。
次の候補はダッジ チャージャーRT これは300Cがベースだということです。あとかっこいいからという理由です。結局この2台はいい車両が見つからないことと、保険料が少し高く諦めました。保険料は毎月200ドルです。
他の候補は日産インフィニティ G35XやGMCでしたが結果的に値段や修理、保険料を考えてジープ リバティにしました。 保険料は毎月110ドルです。
以上が私の車選びと購入した車です。
次回は手続きについてお話しします。